夏に行きたい海辺の絶景露天風呂!「黄金崎不老ふ死温泉」

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一度は行ってみたい憧れの温泉が青森県の日本海側、津軽西海岸にあります。古くから日本海航路の寄港地で、江戸時代には北前船の風待ち湊として賑わった深浦。その艫作(へなし)崎の突端にひょうたん型の湯船があり、湯は太陽の光に照らされ、キラキラと黄金色に輝いています。開放的な磯辺の温泉は夏ならではの醍醐味、夏の海を一望しながら濃厚なにごり湯を楽しめば、不老不死に一歩近づけるかもしれないと、憧れの「黄金崎不老ふ死温泉」を目指します。

黄金崎不老ふ死温泉は、絶景の温泉として有名ですが、歴史は古くありません。海賊が残した財宝を探しに小宮山利三郎という人がこの地を訪れ、見つからないお宝の代わりに、海辺の岩の隙間から湯が噴き出すのを発見したのです。その後、本格的に温泉を掘削し、露天風呂と宿をつくったのが昭和46年(1971)のことです。

もともとは海沿いに混浴の小さな浴槽一つだけでしたが、18年ほど前に今のようなひょうたん型の混浴風呂と隣接する一段高い女性用露天風呂が整備されました。泉質は含鉄-ナトリウム・マグネシウム-塩化物強塩泉で熱くてしょっぱく、神経痛、腰痛、アトピー等に効能があり、「不老不死は私達人間の願いである。黄金崎の温泉にひたり、いつまでも健康で長生きをしてほしい」という願いを込めて、創業者が「不老ふ死」と名付けました。

最近は湯の質よりもビジュアルで話題になることが多く、眼前に迫る海は手が届きそうなくらいに近く、そのまま岩場へ下りて磯遊びをしたくなる距離感です。女性は湯浴み着をまとえば混浴の露天風呂にドボンと浸かることができ入ってしまえば15cm下の深さが見えないくらいの濃厚なにごり具合です。やはり一段高い女性専用露天風呂よりも海を間近に感じることができます。男同士、女同士はもちろん、ご夫婦、カップルの男女で遠く水平線を眺めながら、湯に浸かれば時の経つのも忘れてしまいます。

しかし泉温は高く、ホースを使って水道水で温度を下げていますが、それでも湯は熱く、さらに鉄分と塩分のダブル効果で、すぐに手や足の先まで血液が巡り、5分も入ると汗が噴き出してきます。

因みに露天風呂への行き方は今宵の宿泊部屋のある新館の1Fから本館3Fの突き当りエレベーター2で本館1F へ下ります。日帰り客用の本館「黄金の湯」のカウンター向かいの通路を通り外に出ます。この時荷物を備え付けのカゴに入れて約50m程進むと露天風呂があります。戻りも同様ですが、新館1Fに戻ってすぐのところに、宿泊者用で男女入れ替え制の内湯2露天風呂2の新館「不老ふ死の湯」があります。

湯船に浸かりながら日本海を一望できる大迫力の内風呂は、源泉かけ流しの湯船と真水を沸かした白湯の湯船との二槽を備えています。大きなガラスが一面に設えてあって開放感ある空間を味わえます。

パノラマ露天風呂は、眼下に波が打ち寄せ、開放的な気分が味わえます。二人でいっぱいになるこじんまりとした大きさですが、海辺の露天風呂と比べて海まで距離と高さがあるので、日本海を見下ろすパノラマ景色を海上でのゆったりと眺めながらの温泉タイムが楽しめます。

夕食は夕食会場「白神」でいただきます。近くの深浦産の海の食材が並びます。先付は深浦産ギバサ(あかもく)の五色和え、前菜に深浦産真鱈の煮たら子と奈良茸の子和え、焼き物はキンキン塩焼き、強肴は活鮑の踊り焼き、つがる風茶碗蒸し(栗の甘露煮を使用した甘めの津軽の茶碗蒸し)、深浦産恵胡天の酢の物、県産つがるロマンのいくらご飯、深浦産つるつるわかめ汁、デザートはふかうら雪人参アイスと深浦産づくしです。

朝食は朝食会場「津軽」でバイキングです。

日帰り温泉でも海辺の露天風呂を利用できるので五能線「リゾートしらかみ」の旅で楽しむことができます。最寄りの停車駅「ウェスパ椿山」から送迎バスがでていて約5分でつきます。

 

 

 

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